子育て環境の向かい風はもうすぐ止む
古くからの友人が、子供を保育園に預けることができない状況になっていると聞いて、たまらず筆をとった。
思えば僕が子育てをしていた頃から、すでに「共働きでなければ預けられませんよ」的な扱いをされることが多々あった。
幸い、幼稚園の年少さんより下のクラス(のちに分離して保育園となる)が出来立てのホヤホヤで、そこに滑り込めたから良かったものの、そのラッキーがなければと思うと今でも背筋が寒くなる。
男性の育児への理解も同様で、僕が育児を理由に、会社の時間短縮勤務を利用した最初の男性だった。
当時の人事部長や課長たちには、本当に親身になって良くしてもらったと思うし、きっとたくさんの人に頭を下げてくれただろう。感謝してもしきれない。
まだまだ、子育て環境には問題が山積みで、でも子供の成長は解決を待ってくれなくて、もどかしい日々を送ることがあるかもしれない。
でも救いなのは、親がなんとか日々を乗り切っていく、その姿を子供はしっかりと見てくれていることだ。
親がなぜ、忙しく、焦り、イライラしやすくなっているかを、子供は子供なりに考える。
「自分が直接的な原因ではない」と伝えたり、本人が気付くことで、子供は自己肯定感が強くなって、親のがんばりを認め、誇らしく思ってくれる。
これはウチだけでなく、どんな子供であれ、そうだろうと思う。
それをぜひ信じて、なんとか日々を乗り切ってほしい。
古くからの友人へ。
僕らは最先端を走っている。
いろんな人に弱音を吐こう。
助けてもらおう。
そして、少しずつでも道を切り開こう。
きっと世界は、いや神様かな、僕らに優しい結果をもたらしてくれるだろうから。
心配しないで。大丈夫。