二時間だけのバカンス
宇多田ヒカルの最新アルバムに、「二時間だけのバカンス」という歌があります。
最近のお気に入りはこの歌で、珍しいことなんですが、1曲リピートして聞いたりしています。
たぶん、昔、恋人になり損ねた人と再会して、最近ドキドキがあるからだと思います。
学生の頃、私はすごく言葉を使うのが下手でした。
自分が相手を好きであることを、うまく伝えていなかったようです。
彼女は片想いで終わったと思っていたそうですから。
久しぶりに再会して、相手の気持ちを間違えた解釈のまま、何十年も過ごしてきたことにお互い驚きました。
反面、実は両想いだったことが、すごく嬉しいと喜んでくれました。
それからずっと、メールのやり取りは続いています。
好きな歌のこと、昔の思い出、家族についての相談、男女の考え方の違いのこと、日常で痛めた心を修復し合うこと。
話せば話すほど、相性がいいことが分かります。
でも、今はそれぞれの日常を愛している者同士、それを壊すことはしません。
でも少しでも、そばにいられたら良いなと思う気持ちはもちろんあって、それがこの歌の歌詞に惹かれる理由だと思います。
「足りないくらいでいいんです 楽しみは少しずつ」
自己分析や自分探し
就活や転職で、「自己分析」をする方も多いと思います。
「自分探し」という呼び方で、自分がどんな人間なのか、旅したり対話したりすることもよくネットで見かけたりします。
もちろんそれらを否定する訳では無いのですが、ずっと前から「ちょっと違うかな?」と思っていて、違和感を感じる理由は、「自分ってそんなにシンプルじゃないんじゃないかな」ということからです。
一人でいるときは寂しがり屋ですけど、たくさんの人の中にいると息苦しくて一人になりたくなる。
ずっと一人は嫌だけど、一人の時間が全く無いと、それはそれで一人になりたがる。
人との距離感だけとっても、こんな感じで一筋縄ではいきませんよね。
そんな状態で、この記事を読んで納得。
そうか、自分が感じていたのは、平野さんのいう『分人』という概念だったのかなと納得しました。
僕は人間が幸福に過ごす秘訣は、「自分が好きだと思える分人」を生きる時間をできるだけ長くすることだと思っているんです。
この考え方も納得です。
対人するときの自分と、一人でいるときの自分が少し違っていても、それが楽なら、それが好きなら、それでいいじゃないというのは的を得ていると思います。
就活してる学生さんや転職を考えている方に、ぜひ読んでもらいたいなぁと思いました。
足るを知る
この本を読んでます。
さっそく、心の琴線に触れる一文がありました。
みんなさ、背伸びしたくなるの、ねえ。
自分の力以上のことを見せようと思って、ええかっこしようとするじゃない、だから、ちょっと足元すくわれただけでもスコーンといっちゃう。
自分の身の丈に合ったことを、毎日毎日、一生懸命やることが大事なんじゃないの。
人間から見た偉いとかすごいとかなんて、仏さんから見れば何にも変わらないから。
この一文が目に留まったのは、最近背伸びしてる感があったこともありますが、きっとこの記事を読んでいたからだと思います。
一般の方の書いた文章だけに、たどたどしくて、そこがリアルで、
「あぁ、毎日を大切に生きよう」
「今の自分は恵まれているなぁ」
とつくづく感じました。
合掌。
ななつ星にいつか乗るぞ!
「カヴァーミックス」とは
息子とレンタルビデオ屋へ行ってきました。
息子のお目当ては、WANIMAの『やってみよう』という曲。
(過去にこのブログでもリンク貼りましたね)
自分のWALKMANに入れたいらしいのです。
ただ、CM曲なので無いんじゃないかなぁと思いつつ、お店へ。
案の定、WANIMAの棚にはありません。(権利はauにあるのでしょう)
ふと、隣に…「カヴァーミックス」というCDがあって、そこには「CM J-POP」と書かれています。
息子はそれを手に取り、「お父さん、あったよ、やってみようが入ってるよ」と言います。
カヴァーと題している時点で、こりゃ本人が歌ってないなと思いつつも、社会勉強として借りることに。
帰りの車の中で流したら…予想どおり、、やたらナルシストなキャラのボーカルが「やってみよう」を熱唱している。
しかも高音部、声が裏返ってるしww
息子と爆笑しながら帰ってきました。
これも社会勉強。
本物と偽物は、こうやって世の中に存在するのだと彼なりに理解したみたい。
おかしな一日でした。