二時間だけのバカンス
宇多田ヒカルの最新アルバムに、「二時間だけのバカンス」という歌があります。
最近のお気に入りはこの歌で、珍しいことなんですが、1曲リピートして聞いたりしています。
たぶん、昔、恋人になり損ねた人と再会して、最近ドキドキがあるからだと思います。
学生の頃、私はすごく言葉を使うのが下手でした。
自分が相手を好きであることを、うまく伝えていなかったようです。
彼女は片想いで終わったと思っていたそうですから。
久しぶりに再会して、相手の気持ちを間違えた解釈のまま、何十年も過ごしてきたことにお互い驚きました。
反面、実は両想いだったことが、すごく嬉しいと喜んでくれました。
それからずっと、メールのやり取りは続いています。
好きな歌のこと、昔の思い出、家族についての相談、男女の考え方の違いのこと、日常で痛めた心を修復し合うこと。
話せば話すほど、相性がいいことが分かります。
でも、今はそれぞれの日常を愛している者同士、それを壊すことはしません。
でも少しでも、そばにいられたら良いなと思う気持ちはもちろんあって、それがこの歌の歌詞に惹かれる理由だと思います。
「足りないくらいでいいんです 楽しみは少しずつ」