入ってからの方が大事よね
今回のサイボウズ式も面白かったです。
会社の説明会に駆り出される場合があります。
そのときよく学生に
「どんな基準で会社を選びましたか?」
「いい企業を見分けるにはどうしたらいいですか?」
など、いろいろ聞かれます。
正直、「縁だよね」というのが本音ですが、そうは言えないので(笑)、こう答えています。
「成長している状態こそが、最も安定した企業のあり方っていえますね。大企業だから安定だとは言えなくなりましたね」
「国が滅びたり、自治体だって破綻したりしてるのに、なぜ自分のいる会社は永続的に存在すると思えるんでしょう?」
「スキルで会社を渡り歩く時代になりましたね。どんなスキルが身につくかで選ぶといいと思います」
すべて、自分が本心で思っていることです。
ですので、横にいる採用担当や経営者に睨まれたりもしてますが(笑)、学生にはそこそこ響くようです。
そもそも、サイボウズ式にあるように、就活がすべてではないと学生自身も思っているようです。
でも、確証が欲しいと。
採用担当は自社に引き込みたいので、自社の魅力をついつい語ってしまうそうですが、学生が求めているのは、どうも「就活の先に何があるのか」のようです。
だから現場の声を聞きたいわけです。
学生が求めているものは正しい、と思います。
就活で内定得ることよりも、何年もそこで働き続けることができるかを主軸に考えると、自然と受けるべきか辞退すべきか、明白になるからです。
その企業が自分に何を経験させてくれるのか。
それが企業選びのポイントで、その後の転職のポイントだと思います。
それを踏まえたうえで、こう聞くと今度は学生に睨まれます。
「で、最終的にあなたは何がしたいんですか?」
たぶんそれが分からない人から、私は睨まれているんだと思います。結構多いですね、睨む方。
分かってる方はどうぞ、信じる道を進んでください。
分からない方は、よりベターな会社を選ぶんだと割り切って、社会に出てから見つければいいのでは?
私がそうでしたので。
サイボウズ式の記事にあるように、道は無限にあります。
一直線じゃないから、人生おもしろいんじゃないですかね?
ではでは。
追伸
もし不採用通知を受け取ったら、自分に非があったと思わず、「その会社とは合わなかったんだな。入る前に分かって良かった」と思ってください。
自分を責める必要は、これっぽっちもありません。
就活は試験ではないので。
相性を確かめる場、ですから。